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軍靴の音が聞こえます。

詭弁のガイドライン

朝青龍


軍靴の音が聞こえます。

先日、孫がビデオを見ているととんでもない言葉に耳を疑いました
「オッス オラ 極右」主人公は異星人との紛争を暴力によって解決しようとするものでとても、
子どもには見せられる内容ではありません。

また主人公がピンチになると金髪で青い目に変身します。
(元々の主人公は黒髪で黒い目をしています)
時代遅れの脱亜入欧的表現に笑ってしまいましたが、
こういう所から同じアジアの同胞への差別が始まるのかと思うと薄ら寒い気がします。

そして、最後の必殺技は、
全ての人々から元気を少しかけてもらい巨大なエネルギーにするというものなのですが、
その表現が更に恐ろしい全ての人々が両手を天に上げる、そう万歳なのです。

万歳をした人から力を奪い取り、敵を撃つという図式は戦中の構図そのものでその衝撃にへたりこんでしまいました。
このような番組を見て育つ子どもの将来が非常に心配です。

この国はいったい何処に進んでいくのでしょうか。


詭弁のガイドライン

1:事実に対して仮定を持ち出す
  「ねるねるねるねは」
3:自分に有利な将来像を予想する
  「ねればねるほど色が変わって」
4:主観で決め付ける
  「うまい!」
8:知能障害を起こす
  「ヘッヘッヘ」
10:ありえない解決策を図る
  「こうやってつけて」
13:勝利宣言をする
  「チャーラッチャラー」
15:新しい概念が全て正しいのだとミスリードする
  「♪ねって美味しいねるねるねーるね」


朝青龍

朝青龍が千代大海を豪快に吊り落し、土俵に這う千代大海の顔面を踏みつける。
騒然とする場内。
突然溜りの審判席に座る千代の富士が立ち上がり土俵上へ・・・
無言のままおもむろに帯をほどき紋付袴を脱ぐ千代の富士。
着物の下からはあの漆黒の廻しを締めた筋骨隆々の肉体が現れる。
止めようとする貴乃花の前褌を掴み豪快に土俵下に投げつける千代の富士。
そのまま仕切り線で四股を踏み右手を着いて朝青龍に対峙する千代の富士。
「さぁ来い!朝青龍!」
場内総立ち。朝青龍コール、千代の富士コールで国技館が揺れる。
NHKはニュース延期でこの世紀の一番の放送を決定。