ビートマニア体験談98/10/11
 まず、初めてビートマニアを触ったのは2nd MIXである。
最初のビートマニアは見たことがない。毎回かかさずゲーメスト(以下メスト)を読んでいた俺だが、メストで見たのも2nd MIXが初めてだった。雑誌で見たときも訳がわからず、目にも止めずにパラパラと流して読んでいた程度で、ゲームセンターで初めて匡体を見たときは、「画面の絵はメストで見たのと同じだ...こんなゲームだったのね。」
と一気に引き込まれた訳ではなかった。最初は見てるだけで良かった。だがどうだろう。その匡体から流れるサウンド、ビート、どこを取ってもゲーム離れしている...(実際このゲームの曲は本職のDJさんが書いているということを知ったのは最近のことだけど)多分、ヒップホップやレゲエしか入ってなかったら、俺は遊んでなかっただろう。そう、テクノだ。
俺のプロフィールにも書いてある通り、テクノが好きだ。テクノをプレイしている人のを聞いていて、「バスドラの4分打ちは正確に叩かなくちゃダメだろう!」って思った俺は、「俺がテクノというものを教えてやる」と思ったかどうかはもう覚えてないが、恐る恐るコインを投入していた。一番最初はやっぱりプラクティスから入った。
初めて遊んでヒップホップ、レゲエと危なっかしくもクリアした俺は、「タイミングさえ判れば簡単にクリアできる...完璧な演奏をしたい」と向上心を燃やしてしまった。
音楽を仕事にしていたり、小さい時から音楽に慣れ親しみ、その為に養われたリズム感もあるだろう。2、3回とプレイするうちに、文句なく遊んでて楽しくて、脳の思考を断ち切り本能的に「面白い」と感じたから、プレイせずにはいられなくなった。

そう、匡体の前に立ったその瞬間から、もう始まっていたのだ...

つづく。

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